2016-02-10から1日間の記事一覧

職務発明と所得税(2)

前回なぜこんな記事を書いたかといえば、特許法改正が税務に与える影響が巷で話題になっているからだ。つまり、今回の特許法改正では、社内規則等で、「特許を受ける権利」を初めから法人に帰属させること(法人原始帰属)が可能となった。ただ、やはり、こ…

職務発明と所得税(1)

従業員が発明をすると、その発明を特許出願する権利(「特許を受ける権利」)は、従業員に発生するが、自動的に会社に譲渡される。多くの会社では、このような社内規則を置いていると思う。 このような社内規則を置いた場合、会社は、従業員に金銭(「相当の…